メス犬の避妊手術について

避妊手術は必要なの!?

前回は男の子の去勢手術についてご説明させて頂きました。

今回は女の子の避妊手術についてですが、こちらも考え方は賛否両論です。

メリット・デメリットがありますので、しっかりと理解した上で、ワンちゃんを飼われる環境等を踏まえ、どちらが良いのか判断して頂ければと思います。

 

避妊手術のメリット

女の子のワンちゃんは年に2回、発情します。そのときに交尾をすると妊娠となる可能性があります。

つまりワンちゃんの妊娠のタイミングは年に2回しかありません。ただ、周りに男の子のワンちゃんがいた場合にちょっとしたスキに交尾をしてしまい、妊娠といったケースが多くあります。

避妊手術を受けていると、このような不必要な交配や繁殖を避けることができます。

避妊手術は多くが子宮卵巣摘出術というもので、子宮と卵巣の両方を摘出する手術です。この場合、年に2回の生理も来なくなります。

そして、一番大きなメリットと言えるのはやはり病気の予防です。初めての発情が来る前に避妊手術をすると、「乳腺腫瘍」の発生率が下がると言われております。乳腺腫瘍は腫瘍の中でも発生が多く、悪性の場合も多いものです。また、「子宮蓄膿症」という子宮に膿が溜まってしまう病気も出産経験のないワンちゃんに多く発生すると言われております。

そのような病気をするために避妊手術が推奨されております。

 

避妊手術のデメリット

オスの去勢手術と同じように一番のメリットは病気予防です。しかし、避妊手術にも去勢手術と同じようにデメリットはあります。

避妊手術は全身麻酔で行いますので、リスクがゼロとは言い切れません。

また、ホルモンバランスが崩れ、太りやすくなる子が多いです。体重管理をしっかりとしてあげないと、せっかくの病気予防のための手術でも、肥満からくる病気になってしまう恐れもあります。

デメリットかわかりませんが、避妊手術をした後に・・・やっぱり子どもを産ませたいと思っても、その願いは不可能なものになってしまいます。

 

避妊手術のタイミング

発情が3回以上来たあとの避妊手術は、病気予防の面で効果が少ないとも言われております。

避妊手術のタイミングですが、獣医さんによって考え方がいろいろあるのが実情です。

初めての発情が来る前の「生後5ヶ月〜発情が来るまで」という考え方もありますし、「初めての発情を終えてから3ヶ月後」という考え方もあるなど様々です。

ただ、いずれにしても早い時期の避妊手術が良いということです。

タイミングついてはかかりつけの獣医さんと相談し、判断して頂ければと思います。

 

避妊手術に対しての様々な意見・考え方

前回の去勢手術で述べたように、避妊手術に対しても様々な意見、考え方があります。

獣医さん、ブリーダーさん、ペットショップによっても違います。

メリットもデメリットもある中で、どの形がその子の状況、環境に一番あっているのかをしっかりと判断した上で飼い主様が選んで頂ければと思います。

避妊手術も去勢手術もメリット・デメリットがある中で、病気予防という部分がメリットとして大きく取り上げられています。あとは、殺処分を減らすために望まない繁殖防止の為という意味でも取り上げられています。

難しい問題だとは思います。答えを出せる訳ではありませんが、お悩みの際はお気軽にご相談くださいね。

去勢手術について・・・⇓⇓⇓

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